免疫力アップ食材ということで3つ覚えていただきたいと思います。
1つはキノコ類、2つ目がネバネバ食材、3つ目がネギ類です。
まずキノコ類ですが、日本には約5000種類あると言われています。そのうち名前のついているものが1000種類、そして食べられるものが700種類だそうです。なぜキノコ類が免疫力を上げるのか、βグルカンという成分があります、このβグルカンがTリンパ球の働きを活性化するのです。しかし私たちの身体にはこのβグルカンを分解する、消化吸収する酵素が備わっていないのです。
そこで注意点として、キノコを食べる際にはよく噛むこと、もしくは細かく切ること、こうすることによって吸収される率が高まります。もう一つのポイントは温めて食べること、漢方医療の原則は煎じることですが、要は温めて召し上がることによって吸収力が更に高まるということです。
2点目のネバネバ食材、たとえば納豆、おくら、山芋これは免疫力を高めますけれども、それはマクロファージ、もしくはTリンパ球の働きを活性化するということがわかっています。
3点目がネギ類です。ネギ類というのは、例えば長葱、万能葱、玉葱、あとにんにくとニラ、これもネギ類と覚えてください。にんにくとニラに関しては正確にはネギ類ではありません。しかしこのネギ類というのは硫黄を多く含んでいます。私たちの身体の中でミトコンドリアでアミリボリン酸を合成する酵素、これが硫黄なのです。
納豆を食べる際にはネギ類をたくさん入れてください。味噌汁をとる時にはネギ類をたくさん入れてください、もしくはキノコ類をふんだんに使ってください。
以上が免疫力を上げるうえで、正確にはTリンパ球の働きを活性化するうえで重要な食材です。