睡眠時無呼吸症候群というと、肥満、首が太いお相撲さんのようなかた、鼾がひどいかた、がなると言われています。実際このような方々が多くかかるのは事実なのですが、アメリカでは糖尿病の患者さんの約30%がこの睡眠時無呼吸症候群であるということが判っています。つまり見た目が痩せていたからといって睡眠時無呼吸症候群の可能性がないというわけではないのです。寝ている時に「呼吸を10秒以上していない状態」が5回以上指摘された場合をこの「睡眠時無呼吸症候群」と言います。実はこの睡眠時無呼吸症候群という病態と脳梗塞や心筋梗塞という病態は非常に深く関わっています。
それは虚血再灌流という言葉なのですけれど...
血液の流れが悪くなる病態のことを虚血と言います。
再灌流というのは何か? 流れが急に良くなってくるということを意味します。
つまり細くなった血管がまた再灌流することによって大量の活性酸素が出るのです、
この大量の活性酸素が血管を傷つけ、結果として脳梗塞や心筋梗塞、
最近では急性腎不全の原因があるということも明らかになってきています。
実際、睡眠時無呼吸症候群と診断されたかたは8年以内に約4割近くが亡くなっている
というデータがあります。
原因は生活習慣と深く関係しています。
あきらかな食べ過ぎ、酸化した食べ物、運動不足、肥満、糖尿病、そしてアルコールです。
ではどうしたらよいか?
ひとことで言うと正常細胞のミトコンドリアの機能を上げること、
ミトコンドリアの数を増やすこと、ミトコンドリアの機能を強化すること、
そしてミトコンドリアの機能を保護すること。
具体的には運動することによって数が上がり、
睡眠の質と食材選びによってミトコンドリアの機能が強化され、
食べる量を腹八分目にすることによりミトコンドリアの機能が上がるということです。
大切なことですので、ご自身のライフスタイルを見直していただきたいと思います。
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